ディスプレイ制作記 その4


やぁ、諸君!

今回はいよいよ完成まで進めていくぞ!


この真っ黒の上に金色を塗っていくぞ!

使うのはシタデルカラー【BASE】の「Balthasar Gold(バルタザール・ゴールド)」だ。

黒地に金色がゴージャスで聖堂らしさが出ているな。


色を乗せるような感じで中の隅までは色を塗らないようにしていくぞ。

こうすると陰影が出来て立体感がでるな!


ドクロの目を塗らないように、塗料をべったりとつけずにパレットで少し落としておくといいぞ。

そして筆の先ではなく腹の部分で撫でるように塗るのだ。


点ではなく面で塗る感じだな。そうすると出っ張った部分だけに色がつく。

細部が作りこまれているので凸面に色を塗るだけでもかなりそれっぽく仕上がるのだ。



慌てず慎重に塗っていこう。電灯の部分は白く塗ったぞ。


この白の上にあとからシタデルカラー【GLAZE】の「LamentersYellow(ラメンターズ・イエロー)」を使うと明かりの表現が出来るのだ。


まったく便利な塗料じゃないか!



そしてこれは床の部分だな。パッケージ写真には床の部分までは写っていなかった。

なのでこれは私の思いつきによる配色だ。


どうだ、なかなか良い感じだろう? ペイントに正解はない。

自分が素晴らしいと思えばその配色が正しいのだ、自信を持って好きな色に塗ろう!



扉やレリーフも塗っていくぞ。

この銀色の骸骨塗るのは大変そうだ、と思うかな? 心配は無用だ!


この部分は先ほど言ったような筆に塗料を薄くつけて表面を撫でるようにさっと塗っただけなのだ。

たったそれだけでこれほど陰影のついた塗装が出来るのだ。



裏側も軽く塗っておくぞ。ここで各階層をくっつけておかなかった利点が出たな。


一階を塗って、乾かしている間に二階の後ろを塗って、とローテーションすることで乾燥待ちのロスタイムをなくすことが出来るのだ。


鉄骨が飛び出た部分は銀色に塗ったぞ。



おっと、筆が意図せず触れてしまった!


こんな時は慌てずに水でぬらしたティッシュや綿棒でさっと拭き取ろう。

乾く前なら簡単にとれるから安心するのだ。

そして既に乾いている黒の部分は耐水性になっているので色が落ちることはないぞ。


では乾いてしまってから気づいたら手遅れなのか?

そんなことはない、大丈夫だ!


シタデルカラーの【BASE】シリーズは隠蔽性が特に高い塗料なので、上からまた塗ればキレイにカバーできる。

はみ出したら乾いた後で塗りなおせばいいのだ。



そしてついに『バシリカ・アドミニストラトゥム(執務聖堂)』の完成だ!

もちろん、それぞれの階層は既に接着済みだ、抜かりはないぞ!


ふふふ、こうして手にとって見ると感慨深いな。我ながらいい出来ではないか!

諸君もミニチュアを完成させたら、気の済むまでじっくりと眺め回して自画自賛するのだ。


何よりも君がひとつの作品を完成させたことが素晴らしいのだ! 出来映えは二の次だ!


だから私も存分に自分を褒めておくぞ、良くやった私!