ディスプレイ制作記 その5


やぁ、諸君!

今回からは次の情景モデル『サンクトゥム・インペリアリス(帝国の聖社所)』に取り掛かっていくぞ!

なぁに、既に『バシリカ・アドミニストラトゥム(執務聖堂)』を完成させたのだ、すぐ作れてしまうぞ!


さて、上の写真を見て欲しい。

このようにパーツの段階では、扉は閉じた状態だ。

これではパッケージ写真のように半開きに出来ない。さて、どうするか?



そう、こうやって切ってしまえばいいのだ。

おっと、諸君たちはこの写真ように畳の上で切ったりしないでくれよ?

畳ごと切れてしまうぞ。


これは写真を撮るためのポーズだ。

厚紙や段ボール、なるべくならカッティングマットなどの上で切ろう。

もちろん手を切らないように注意するんだ。



無事に切れたな。一度に切ろうとせずに同じところを浅く何度も切りつけると良いぞ。

切り口が多少ガタガタでも気にすることはない。やすりをかければ解決だ。



このように半開きの状態で接着剤でくっつけるのだ!



こちらから見るとよく分かるが、接地面が非常に少ないので隙間に流し込むタイプの接着剤

「シタデルプラ用セメント(流し込みタイプ)」がオススメだ。

それと、蝶番の部分ではなく、扉の上と入口の上の接触している部分を接着すると強固につくぞ。



これは「バシリカ・アドミニストラトゥム(執務聖堂)」でもあった床パーツだな。

写真のように切れ込み入れて曲げれば簡単に切り離せるぞ。

ただしこれは切り口が白く変色するので、それが嫌な場合は根気よく切りこみを入れて切ろう。



と、ここまで余裕で制作していた私の前に難題が襲い掛かってきた!

組み立ててみたら、ベランダ部分にどうしても穴が空いてしまうのだ!


どこかでミスをしたらしい。なんということだ!

こんなにぽっかりと隙間が空いていてはカッコ悪いではないか!



だが、そんな私にシタデルは大いなる助けをもたらしてくれた。

それが『LIQUID GREEN STUFF(リキッド・グリーン・スタッフ)』だ!


これは液体状のパテでこのように隙間に塗りこむことで、不要な隙間を埋めてくれるのだ。

塗る時は『シタデルテクスチャースプレッダー』を使うと便利だぞ。


おっと、筆を使うのはやめるんだ! 液状とは言え立派なパテなのだ、こんなものが筆についたらその筆では二度とペイント出来なくなってしまうぞ。



かなり大きな隙間だったので、乾かしてはまた上から塗りつけ、という事を何度か繰り返したぞ。

粘土状のパテ『GREEN STUFF(グリーン・スタッフ)』を使った方が良かったかもしれないな。

飛び出してしまった部分は乾いてからやすりで削るつもりだ。



組立に関しては『バシリカ・アドミニストラトゥム(執務聖堂)』とほとんど違いはない。

パッケージを参考に同じように組立、接着したぞ。



半開きの扉まわりも、しっかり乾燥してくっついたのを確認してから組立だ。

右はじの途中で折れた鉄柱が分かるだろうか?

これも『バシリカ・アドミニストラトゥム(執務聖堂)』の時と同様に作ったぞ。


これで、「一階部分」「二階部分」「ベランダ」の三つパーツが完成だ。

次回はこれをそれぞれ塗っていくぞ!